搾取

人生のメモ書き



ダブルワーク


始発の次の電車は

どこでも座れる

まだシャッターの中で眠る街並


オフィス街の中

開店と同時にドアは開く


コーヒーとか色々

カタカナの飲み物をそそいで

社会の歯車になって頑張る人たちに提供している




お昼、

時々夕方


仕事終わりは前髪ぺたんこになるし

夜中コンビニ行くよりかマシ。

みたいな格好してその街を出る




徒歩10分、15分ぐらい


次の職場につく

着いて早々

普段着より背伸びしたような服を着て

文字通り背伸びしたヒールを履く


前髪1mmの差を気にしながら化粧をしなおす


付けられた名前で呼ばれて

作った声で返事をする


扉の向こうにいる得体の知らないその人たちも

朝はどこかでコーヒーを飲んでから出勤していたかもしれない


どっちのお仕事も好き

全然違うように見えて、結構似ているような事をしている気がする

皆綺麗なスーツに身を包んで隠して

悲しく汚い欲望に塗れてる、吐き出そうとしてる


安心する



外も中も綺麗だなんて

私の知ってる人間じゃないし

なんの魅力も感じないなぁ



今日は昼職だけだったけど結局13時間労働

学校にも行ってない私が夜一本でやっていかないのは

狂っていく金銭感覚と体内時計と

今持っている夢や信頼を失うのが怖いからだ



私だって綺麗なふりを目一杯してるけどすごく汚れてる

そんなこと見せられるのはここだけだからどうか許して



消費者様に買ってもらった

コーヒーと

時間と体


出来る限りの事ならなんだってしてあげたい

毎日頑張る人の汚い欲望はそこで満たされていくなら

私で満たせれるなら


何が出来るんだろうっていつも考える



こんな生活も短くてあと一年

大学生よりも人生のモラトリアム延長中だから

沢山悩みたい

そのうちまた新しい学校にも通うつもりだし、はやくバイトじゃなくて社会人になりたい。


最終的な夢は決まってる

勿論自殺すること

それまでの過程を大切にしたい


私が死んでも

親族や友達はこのブログにまで辿り着けないだろうね

手帳の日記で精一杯だろうな〜


見つけてくれた君には伝えたい

今ちゃんと生きてる私の人生のメモ書き




どうか見守ってて


おやすみなさい